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【開催報告】ママドラフト会議in東京

優秀なママ人財の発掘と再就労支援を目的とした、ママ人財のスピーチコンテスト=「ママドラフト会議®」。東京駅前にて開催致しました。

【ママドラフト会議in東京】

ファイナルステージ参加者:50 名
[企業:42 名(審査員企業13 社:18 名、オブザーブ21 社:24 名)/一般参加者:8 名]


NPO法人ママワーク研究所、理事長の田中を初め、今回のママドラフト会議in東京を企画運営した実行委員のメンバー(京都で女性のキャリア支援活動をしている「Arrow Arrow」の堀江氏、フリーランスと企業をつなぐ「Waris」の小崎氏、女性向けキャリアコンサルティングの専門家「Three Owl」の蒲生氏、名古屋で女性の雇用創出を手掛ける「学び舎mom」の矢上氏、さらに地方都市から世界まで、女性の働く機会を創り出す「Will Lab」の小安氏)、ママ人材活用のプロ6名による主催挨拶からスタートしました。


続いて登壇者のプレゼンです。


6名のファイナリストはそれぞれの強みと経験・スキル、そして希望する働き方を堂々とスピーチしました。 スピーチの後には、会場から様々な質問が飛び交い、ファイナリストの臨機応変さ、真の姿が見えてくる瞬間です。

180626ママドラ東京_全体1    180626ママドラ東京_特別審査員佐藤氏


登壇者は、キャリアも目指す働き方も様々。

半導体メーカーでの勤務経験がある登壇者は、出産後、自分を変えてくれたコーチングを深く学び、今後は人材教育などに携わりたいと力強いプレゼンテーション。

続く2番の登壇者は、3姉妹を育てながらアスリートの夫の健康面を支え、かつ食育コーディネイターや小学校のPTA役員として、イベントを主催するなど、公私に渡るアクティブさを披露。

180626ママドラ東京_吉村さん1    180626ママドラ東京_白鳥さん1


そして3人目はSE,プログラマーの経験者。海外ビジネスに従事したこともあり、英語・中国語に堪能、という登壇者。

4人目は、行政歴18年で正確な事務と通訳するほどの語学力が強み、という女性。外国籍のパートナーとの暮らしの中で、子連れ旅行の電子書籍も出版したというエピソードを披露。

180626ママドラ東京_若林さん2    180626ママドラ東京_川崎さん1


続いては、大手製粉会社で商品開発とマーケティングを経験していた女性。自身が開発したパスタソースが売上ナンバー1を獲得したことも。意思も意欲も強く、出産後も継続雇用を望んでいたものの、保育園落選で退職せざるを得なくなったとこれまでの道のりを伝えました。

そして最後は、プログラマーや図書館司書など、多彩な職歴を有する登壇者。旺盛な好奇心とスピーディな仕事ぶりを証明するエピソードの数々。現在、難病と向かいあいながらも働きたい、との想いを言葉にしました。

180626ママドラ東京_阿知和さん1    180626ママドラ東京_森さん1


それぞれが、人生の重みを感じさせるプレゼンを通して、働くこと、社会に出ることへの強い意欲を示し、企業もまた、その意思をしっかりと受け止めている様子でした。

どの登壇者も、熱意溢れるスピーチで、審査は拮抗しましたが、僅差でグランプリは、エントリーNo.4の川崎さん、準グランプリはエントリーNo.6の森さんと決まりました。

そして登壇者全員に奨励賞が。登壇者はみな、自身の想いを伝えられた達成感と、多くの企業から「いいね!」という評価を受け、自信に満ちた笑顔で喜びあっていました。

180626ママドラ東京_ファイナリストといいね1     180626ママドラ東京_グランプリ川崎さんと安藤氏1


「望んだ出産なんだから、キャリアダウンも仕方がない」「子どもが小さいうちは家にいてあげた方が幸せ」、「仕事したいなら、家庭もおろそかにしないよう頑張らないと」…。子どもを持つ女性たちの多くは、仕事と育児の両立に加えて、こうした自己暗示や世間の価値観を押し付けられ、働くことに自信が持てなくなっています。

今回の「ママドラフト会議」が、自分らしく、自信を持って働くきっかけを、女性たちに与えたことは間違いありません。

180626ママドラ東京_集合写真

 

午後1時40分、ママドラフト会議でのステージ熱が冷めやらぬ中、ファイナリストに加えて、交流会から参加する女性達も合流して、企業とフラットに対話できる「ママ×企業交流会」がスタート。

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参加企業は13社。1社につき1~2名のママたちとが次々に対話していく、交流のひと時。

企業はママたちのキャリア概要を、ママ達は企業概要を手元に見ながら、より深い質問を重ねて行きます。4分で席を移動し、全ての企業と参加女性達が対話していきます。

話足りない雰囲気で、最後のフリータイムは、「もっと対話したかった」企業とママとで交流します。

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対話を重ねることで、女性達のキャリアや強み、具体的な就労ニーズが企業に伝わります。一方で「企業理念」や「働く上でのやりがい」「ママへの期待」が参加女性達に伝えられます。

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交流を経て、今後の働き方への希望と自分への自信を取り戻している参加女性が多いように感じられました。「一歩踏み出して、トライして良かった」そんな雰囲気に包まれていた交流会。

参加企業担当者からは「優秀なママたちがたくさんいることが分かった」との感想を多数頂きました。

まだ子育てとの両立課題が多々残る日本ですが、再就労への企業と女性達が歩み寄りを進めていく、その契機の一助となったことを願いつつ、閉幕を迎えました。

多数のご協力、ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

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